前日宿泊した名寄から近く、名前が気になっただけで立ち寄った街。
いかんせん列車の本数が少ないので、早起きしてやってきた。
そしてまだ秋だというのに、気温は1桁で案の定風邪をひいた。
降り立った瞬間に、「ここだ」と思った。
もう来ないんじゃないかなとなんとなく思う場所は多くあるけれど、この街には本当に一生来ないと思う。
「次の列車だったら、跨線橋を渡らないとならないから早く行ったほうがいいですよ」
そう教えてくれた親切なおばさんにも、きっと一生会えないだろう。
「おはようございます」
ただふらふら歩いている僕に挨拶をしてくれた、ぴしっとスーツを着て自転車に乗って出かけて行ったあの人にも。
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